平田オリザ先生のコミュニケーションワークショップが開かれました

11月27日(火)に,大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授の平田オリザ先生をお招きして,「理系に必要とされるコミュニケーション能力を高めるためのワークショップ」を実施しました。平田先生は日本を代表する劇作家・演出家であり,フランスで毎年ロングラン公演をおこなうなど,世界的にも有名な方です。現在, 平田オリザ先生の活動を題材にしたドキュメンタリー映画「演劇1」「演劇2」が岡山市のシネマクレール丸の内で上演されていることでも話題になっています。他校からも10数名の先生方が見学に来られ,関心の高さがうかがえました。

ワークショップでは,生徒たちは様々なゲームを通して,コミュニケーションとはイメージの共有を図ることだということを実感してくれたようです。

以下は生徒の感想文からの抜粋です。

「印象に残ったのはイメージの共有の大切さ,難しさがあるということです。イメージを共有し合えれば,みんなが同じ感覚になり,その場がより一層おもしろくなることがよくわかりました。イメージを共有するためにもコミュニケーション能力が重要なんだと知りました。」

「平田先生のワークショップではゲームでコミュニケーションを学んでいくことができたので,楽しかった。また,そのゲームひとつひとつがコミュニケーションの中でどう伝わるとかどう伝えるとか普段考えていないことを考えることができるものだった。理系はコミュニケーションが必要ないと思っていたけれど,理系こそコミュニケーションが必要なのだと思った。」

「科学と芸術が融合するということを初めて知りました。今まで科学と芸術は全く別のもので,全く関係のないものだと思っていたのでとても驚かされました。」

「これからの科学には,中身だけではだめで,その研究をどうやって相手に伝えるかを考えていかなければならないと思った。」

平田オリザ先生,どうもありがとうございました。

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