土曜講座の「生物ゼミ」で大学の先生の講義をおこないました

11月16日の土曜講座「生物ゼミ」で,徳島文理大学薬学部教授の浅川義範先生をお招きして,「コケの化学成分に魅せられて-香料・医薬から植物進化まで-」という内容で,実験・講義をおこないました。

先生は日本理科教育振興会から「その道の達人」に認定され,全国各地で講演をされており,最近は,日本より海外で公演されることの方が多いそうです。大学では,南米やマダカスカルなどのコケから化学成分を取り出し,香料や薬の元になるものを作り出す研究や化学物質を用いて陸上緑色胞子植物の進化の謎を解く研究をされていらっしゃるのですが,専門のコケの化学成分の話だけではなく,海外での出来事や,外国語やコミュニケーションの大切さなど,多岐にわたり非常に情熱的な講義をしてくださいました。実習では,実際にマツタケの香りのするコケや辛みや苦みが強烈な植物などを持ってきてくださり,におったり味わったりしました。

受講した生徒からは,「とても楽しい講義で,コケに様々な化学成分があり,いろいろな可能性があることがわかった。普段何気なく見ているコケにも興味を持つようになった。」と感想を語ってくれました。

浅川先生ありがとうございました。

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次回の「生物ゼミ」は1月11日(土)に川崎医療福祉大学医療技術学部の山田作夫先生による「電子顕微鏡でミクロの世界を覗く」というタイトルでおこないます。

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